本日,EURO2016が開幕しました.今年はフランスが会場になっています.
フランスといえば,昨年末のテロ.サッカーの試合中に起きました.そんなわけで,会場やファンゾーン(パブリックビューイング)は警察や警備員が多数いて,限界態勢です.
EURO2016
このEUROという大会は欧州サッカー連盟(UEFA)が主催するナショナルチームによる大陸選手権です.ヨーロッパ選手権,欧州選手権なんて言われたりもします.4年に1回開催の大きな大会です.今大会(2016)の会場はフランスです.フランス国内のスタジアムを使って大会を運営します.
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各地にファンゾーン(パブリックビューイング)が設置される
私が住んでいるフランスでは各地でファンゾーンと呼ばれる,以下の写真のような特設会場が設置されています.きっと出場しているヨーロッパ各国でも同じ状況でしょう.
このファンゾーンの安全性が物議を呼んでいる
熱狂的なファンが多いヨーロッパ.当然,ファンゾーンにもたくさんの人が押しかけます.つまり,テロに狙われる場所は実際にサッカーが行われている会場だけではないと言えます.やはりこのファンゾーンの安全性を巡って,いろいろな議論がなされているようです.
一部抜粋
◆議論の対象となっている出入り自由な場所“ファンゾーン”
むしろ不安視されているのは、いわゆる「ファンゾーンで」ある。全国10のスタジアムには通算250万人の観客が訪れるが、開催都市に設けられるこのパブリックビューイング会場には、会期中に通算700万人が集うだろうと予想される。問題はこのファンゾーンが、屋外の、たいていは公共の広場に設けられること。周囲を囲む常設のフェンスや壁など存在せず、つまりスタジアムとは違って、「開放された」空間であること。しかも6月10日から7月10日まで毎日、朝から晩まで、無料で、あらゆる人間のために開かれている。
「テロリストたちに絶好の機会を与えるだけ。ファンゾーン設置は中止すべきだ」とフランス国家警察の上級警視正であり、内務省官僚であり、共和党員でもあるフレデリック・ペシュナールは声を大にして訴えた。パリ市でのファンゾーン設置を決める最終投票には、共和党はこぞって反対票を投じた。
そんなわけで,ファンゾーンの警備も厳しい
だれでも入れるファンゾーンですから,警備も厳しくなっています.持ち物の検査やボディーチェックを経ないと中に入れません.とはいえ,所詮簡単なチェック,これで100%安全かと言われると,答えは「No」です.
まとめ
大きな大会,EUROが開幕しました.スポーツはやっぱりみんなで見たほうが楽しいし,盛り上がりますよね.そこで思いつくのがファンゾーン(パブリックビューイング)ですが,安全面に疑問が残っていることは間違いありません.見に行かれる方は十分気を付けてください.安全に,思いっきりスポーツ観戦できる日は来るのでしょうか・・・
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