失敗したっていいじゃない,海外だもの

フランスに海外赴任中のサラリーマン日記.初めての海外生活に四苦八苦している様子をお楽しみください.

私が見た「就業率が80%を超えるフランス人女性のマインド」

今日、以下の記事を読みました。私もフランスで生活して見て、フランス人女性の就業率の高さには驚いています。このことに関して良く言われているのはフランスの託児所制度や補助金。確かに日本に比べるとそれらはかなり充実していて、これだけ女性の就業率が高い要因の一つでしょう。しかしそれ以外にも理由があると私は思います。それはフランス人女性の「美学」である、というのが私の考えです。

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 働く女性はかっこいい

フランスで仕事をしていて思うことは、みんなそれぞれ自分の仕事に誇りを持っていること。自分の仕事について、すごく自身を持って、自分のパーソナリティとして話します。年収だのポジションなんて関係ないし、当然自分の仕事を恥ずかしがったりなんてもってのほかです。これは女性でも同じです、すごく自身を持って自分の仕事を語ります。

フランス女性の働き方―仕事と人生を楽しむコツ

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子供に対しても理解を求める

その語りっぷりは子供に対しても同じように思えます。子供に対しても自分の仕事のことはきちんと説明するし、その上で理解してもらおうとします。そのせいか、小さい子でも「ママは仕事があるからずっと家には居れないのよ」ということを理解しているように見え、ママがいないよ~とぐずる子は少ないように思えます。

(これは私の偏見かもしれませんが)日本では子供に対して「家に居れなくてごめんね」などと子供に対して母親が謝ることが多いように思えます。実際に私も小さいころ母親に良く言われました。そういう愛情もとても素敵です、子供への愛を感じます、でも子供を預けて外へ働きに出ることに対して消極的になってしまう考え方です。

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「働くことは尊いこと」という美学

働くことは尊いこと、社会貢献である、という考えをフランス人は日本人よりも強く持っている気がします。だから子供に対しても一緒に居れない申し訳なさよりも、自分が社会貢献している姿を見せることが最も良い「教育」と考えているのでしょう。もしかしたら日本人よりもフランス人のほうが『背中で語る』ということを実践しているのかもしれません。

フランス女性の働き方 (日経ビジネス人文庫)

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まとめ

だいぶ偏見の入った内容になってしまいました。いろいろご意見ございますでしょうが、私個人がフランスで感じたことは女性がすごく誇りをもって働いているということ。そしてそれを子供、さらには社会全体が理解していること。冒頭に述べた託児所や補助金もそのような社会を構築する手助けをしていることは確かですが、それ以上に女性自身の考え方が本記事の書いたような強さや誇りを持っていることに驚きました。日本も女性が仕事を通じて活躍できる社会を作りたいなら、社会システムもそうですが、女性のモチベーションを上げる施策を考えたほうがいいのかなと思いました。

※本記事の内容は私、一個人の考えのもの執筆されています。いろいろご意見・反論ございますでしょうが、どうか多めに見ていただけたら幸いです。

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