失敗したっていいじゃない,海外だもの

フランスに海外赴任中のサラリーマン日記.初めての海外生活に四苦八苦している様子をお楽しみください.

KAMIKAZE(神風)とは?フランスでの日本語の誤解・風刺

  • 海外では
  • たまに目を疑う
  • 日本への誤解・風刺が
  • あるんだなぁ

前回の記事でも少し紹介しましたが,最近のテロについての報道で良く目にする「KAMIKAZE(神風)」.このような言葉の使い方から日本への誤解が見て取れるし,日本の風刺もたくさんあることに気が付きます.

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「KAMIKAZE(神風)」 = 自爆テロ


最近,フランスのテレビのテロップでよく出てくる「KAMIKAZE(神風)」の文字,これは自爆テロ(犯)の意味で使われます.今回のパリ同時多発テロでは,3人の自爆テロ犯がいたため,"trois kamikazes(3人のKAMIKAZE)"などとよく出てきます.
確かにやってることは同じかもしれないけど,時代やマインドが全然違うのに・・・と我々は思ってしまいますが。。こういった誤解はたくさん存在します.

襲撃を受けたシャルリー・エブド社も日本の風刺画を書いていた

今年の1月に襲撃にあったシャルリー・エブド社も日本の風刺画を書いたことがありました.題材は「FUKUSHIMA」です.福島原発事故後,奇形の人間を描いた風刺画を作成していました.これに関してはとてもジョークとは思えませんよね・・・
さらに,このシャルリー・エブド社の前身の会社は「HARAKIRI(腹切)」という名前だったそうです.ちょっとデリカシーなさすぎですよね.
こういった風刺画は日本だけでなく,いろいろな国・人物を対象にしています.これらがこんかいのパリ同時多発テロの犯人を煽ったとも言われています.
ooenoohji05.hatenablog.com

お互いを尊重した国際交流を心がけるべき

異国間での誤解を完全になくすのは難しいですが,お互いの文化・背景を理解するように努めないと,誤解から時には争いにまで発展してしまいます.お互いの文化・背景を尊重して,健全な国際交流をしていきたいですね.
また,少し話がそれてしまうかもしれませんが,私はフランスへ来て出会った現地の人はみんな,日本人の私にも親切だし,日本文化を尊重してくれます.ですので私はフランスが大好きです.でも一部の人がジョークととれないような行動をとると,「フランスはデリカシーのない日本の風刺画を描く」と,フランス全体の印象が悪くなってしまいます.こうしたことは我々日本人にも当てはまります.一部の,個人の言動でも国全体の信用を落としかねませんよね.みんなが国の代表である自覚を持って,国際交流をしていくべきだと感じました.

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