失敗したっていいじゃない,海外だもの

フランスに海外赴任中のサラリーマン日記.初めての海外生活に四苦八苦している様子をお楽しみください.

海外も阿部マリオ演出を称賛!ちょっと誤解している?日本文化の外からの見られ方

海外も称賛したリオ五輪の閉会式の演出.これにより再確認した「海外から見た日本文化」日本にいると秋葉原やオタク文化がフューチャーされてる感を受けますが,日本文化の代表はやはりゲームであり,漫画・アニメ(マリオやドラえもんなどなのです.本記事では私の住むフランスで見た,日本文化に対する現地の人の反応を自分なりにまとめます.

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 フランス人も称賛のリオ・オリンピックの閉会式セレモニー

ちょっと遅くなりましたがリオ・オリンピックの閉会式の演出,すごかったですね!これは日本人だけでなくフランス人(私の会社の人にしか聞いてませんが)も称賛していました.海外(フランス)に来て4年近くが経ちますが,日本文化の海外への浸透具合にはいつも驚かされています.ただし,「海外から見た日本文化」について,日本にいた時の認識と,海外に来てからの認識でわずかに違うなというのも感じています.

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日本文化の代表はオタクじゃない?

阿部首相がコスプレしたマリオ,これは海外の人も,本当にだれでも知っています.そしてみんなマリオのゲームをプレイしたことがあるって言ってるし,今の子供もマリオをプレイしています.

これは言わずもがな知られた事実ですが,私がいつもフランス人と生活していて感じるのは「正統派の」「昔の」日本文化が本当に人気だということです.

「正統派」とは

「正統派の」という意味はマリオやポケモンに代表されるようなNintendoのゲーム等のゲームキャラクターです.これはほんとみんな知ってるし,みんな大好き.Pokemon GOもゲーム自体の面白さはもちろん,みんなキャラクターを知っているからこれだけ人気が出ているんでしょうね.

「昔の」とは

次に「昔の」という意味ですが,フランスやヨーロッパで人気のアニメは?と調べると出てくるのがキャプテン翼ドラゴンボールが一番でしょうか.もちろん若者や新しいものに敏感な人は「進撃の巨人」なども知っていますが,フランス人と話していて出てくるタイトルは大体古いです.さらにびっくりしたのが,もうちょっと掘り下げてアニメの話をしていて出てくるタイトルがシティーハンター」や「スペース・コブラ」,「北斗の拳」や「アタックNo.1」などなかなか古いものばかり・・・古き良き時代の,シンプルで分かりやすいものなどが人気なのでしょうか?

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さすがに書店やDVD売り場に行くと,新しいタイトルが多いですが,「日本文化が特別好きではない人(嫌いなわけではないですよ)」でも知っているのは上記のような昔のタイトルが多いみたいです.

一方,オタク文化は

そこで,オタクについて.私は日本にいたときテレビで「海外でも秋葉原・オタク文化が大人気」という内容のものをよく見た記憶があります.そして実際にフランスへ来て見て,確かにオタク文化を紹介するテレビ番組もあることが分かりましたが,「そこまでではないな・・・」というのが私の印象です.確かに各地でJapan expoといった,来場者がコスプレしてくるようなイベントは結構開催されているようですが,例えば私の周りには日本のアイドルが好きな人はいません.漫画に関しては,「監獄学園」が好きとか「スレイヤーズ」読んでるという人に会いましたが,かなり少数でした.

まとめ

結論としては,日本文化の代表はマリオであり,孫悟空であって,王道のアニメやゲームなんですね.さらに「(コアな)オタク文化の浸透率は日本で報道されているよりは低い」ということでしょうか.

実は私は海外に来るとき,海外の人は最近のアニメ・漫画事情に詳しいと勘違いし,変に意気込んでいましたが,詳しい人は少数で,やはり話題に挙がるのは王道のものばかりでした.ですから,ある意味,正しい順序で日本文化は浸透していっているのかもしれませんね.上記のように今でもまだ古いタイトルが人気なようなので,もう少ししたらオタクの波が海外にも来るのでしょうか.

かなり主観が入っていますが,ご了承ください.しかもオタク文化が馬鹿にされているということは一切ありませんので誤解のないようにお願いします.

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